日常使いができる宅配クリーニング

クリーニングコラムColumn

プロが教える!印象に差がつくお洗濯のコツ

見られてますよ、襟元の黄ばみ黒ずみ

白いシャツを毎日着ていると洗濯しているにも関わらず、襟や袖口に「黄ばみ・黒ずみが…」なんて経験ないでしょうか?
シャツの黄ばみや黒ずみの原因は、どちらも「皮脂汚れ」。
ご家庭でのお洗濯で十分に洗いが出来ていないと、落とし切れなかった皮脂汚れが空気に触れて酸化することで黄ばみとなります。
また、皮脂汚れが蓄積することで黒ずみが生じてきます。
特に襟元の黄ばみや黒ずみは目につきやすいため、そのままの状態で着用をしていると相手にだらしなく、清潔感のない印象を与えてしまいます。

気持ちのいい毎日を過ごせるように、原因と対策について覚えておきましょう。

目次

原因は主に皮脂汚れの残留

黄ばみは、お洗濯で落としきれなかった皮脂汚れが酸化することで黄ばみが生じてしまいます。
一方黒ずみは、襟や袖口の黒ずみは、汚れの蓄積が原因です。特に皮脂汚れが蓄積し、細かな粒子となり、衣類の繊維内で固まってしまうことで黒ずみが生じてしまいます。
いずれも汚れが衣類に残ってしまったことで起こりますが、なぜ洗濯しても汚れが残ってしまうのでしょうか?

原因1:洗い・すすぎの時間を短縮している。

時間を短縮することで汚れが落とし切れずに皮脂汚れが残留してしまいます。残った皮脂汚れが空気に触れ酸化することで黄ばみが生じてしまいます。

原因2:洗濯機に対して適切な量で洗濯が出来ていない。

洗濯機に衣類を詰め込み過ぎるとうまく洗浄されずに汚れをうまく落とすことができず、黄ばみが生じるばかりでなく、生乾き臭の原因にもなります。

原因3:着用後から洗濯するまでに時間を置いてしまう。

着用してから洗濯までの時間を長く置いてしまうと汚れが固まり、落としにくくなります。そのため、皮脂汚れも落としなりにくくなるだけでなく、洗濯までに酸化が進み、黄ばみが生じてしまいます。

黄ばみは漂白、黒ずみはもみ洗い

ここからは汚れの具体的な落とし方について解説します。

黄ばみの落とし方・・・酸素系漂白剤でつけ置き

《注意》漂白をする前に事前チェック
▪️水洗いができる衣類かどうか
 ⇨ご家庭でのお洗濯ができない場合は衣類が縮むなどのリスクがあるためクリーニング店へご相談ください。
▪️色落ちの恐れはないかどうか
 ⇨色柄モノで、色落ちの恐れがある場合は、部分的な漂白処理・色落ちのチェックを行なってください。
▪️部分的な汚れか、全体的な汚れかどうか
 ⇨色落ちのリスクあり:部分的に漂白を行う。
 ⇨色落ちのリスクなし:全体的な漂白が可能。

部分的な漂白
酸素系漂白剤(ワイドハイター等)を使ってつけ置きをします。
酸素系漂白剤を少量のお湯に溶かして、黄ばんでいる部分に直塗りをします。
その後、40度のお湯を張った洗面器に20分程度つけましょう。つけ置きが終わったら、液ごと洗濯機に入れて洗濯してください。漂白剤を部分的に使うことで、衣類の傷みを抑えることができます。

全体的な漂白
洗面器に酸素系漂白剤と40度のお湯を入れて溶かします。衣類を入れて20分程度つけましょう。つけ置きが終わったら液ごと洗濯機に入れて洗濯しましょう。

*色物に部分的に漂白剤を使うと、使った部分だけ色が変わってきてしまうことがあるので注意してください。

黒ずみの落とし方・・・汚れをかき出す

  1. 固形石鹸と歯ブラシでかき出す
    黒ずんだ部分に固形石鹸をつけて、揉み洗いします。揉み洗いすることで繊維内に固まった汚れをかき出すことができます。揉み洗いでも残る場合には歯ブラシを使い、一定方向に動かしてかき出していきます。強い力を加えると生地が傷む恐れがあるため、優しく丁寧に行いましょう。
  2. 濯ぎを行い、いつものお洗濯
    皮脂汚れが溶けやすい40度程度のお湯で濯ぎを行いましょう。色落ちのリスクがある場合は30度程度のぬるま湯で濯ぎを行いましょう。すすぎが終わったら洗濯機に入れて、通常のお洗濯をします。

それでも残る黄ばみや黒ずみの落とし方

今回ご紹介した方法で落とし切れない場合にお伝えしたいのが、宅配クリーニング「GiVu」が教える特別な漂白剤の作り方とその使い方を伝授します。

GiVuが教える独自のブレンド漂白剤

《必要なもの》

  • 酸素系漂白剤粉末タイプ
  • 食器用洗剤
  • 50度程度のお湯

《作り方》

  1. 酸素系漂白剤粉末タイプと食器用洗剤を容器に1:1の割合で入れる。
  2. さらにお湯を1:10の割合で入れ、洗剤を混ぜて溶かし、完成。

《使い方》

部分的な漂白を行う場合

歯ブラシ等を使い、馴染ませるようにして漂白剤をシミ部分に付けていきます。
20分程放置し、漂白部分を流します。この際に黄ばみが残っていれば再度繰り返します。シミが落ちていれば、すすぎを行い脱水し、いつも通りにお洗濯を行なってください。

全体的な漂白を行う場合

衣類が浸る量の漂白剤を作ります。それに衣類を漬け込み20〜30分程度放置。この際に黄ばみが残っていれば再度20〜30分程度の漬け込みを繰り返します。黄ばみ部分を確認し、シミが落ちていれば、すすぎを行い脱水し、いつも通りにお洗濯を行なってください。

*色物に部分的に漂白剤を使うと、使った部分だけ色が変わってきてしまうことがあるので注意してください。

黄ばみ・黒ずみの予防策

今回、衣類の黄ばみ・黒ずみの原因と落とし方についてご紹介をしました。
黄ばみや黒ずみは、皮脂汚れが蓄積することが原因となります。ご紹介させていただいた漂白剤を使用したシミ抜きの方法や歯ブラシ・固形石鹸を使用したシミ抜き方法で汚れを落とすことができますが、衣類の種類や素材によっては色が抜けたり、生地を傷めたり、縮ませてしまう恐れがあります。こまめに適切なお洗濯をすることで皮脂汚れをしっかり落とすことができ、予防となります。
また、クリーニングに出すことでご家庭でのお洗濯では難しい汚れも落とすことができるため、定期的なクリーニングのご利用をおすすめいたします。黄ばみ・黒ずみが生じる前にこれらの予防策を心がけましょう。

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